diagram1 敷地の状況:「路地奥の宅地」/The situation of the site for the building.:“The site in the back of the alley”diagram2 周辺環境への応答:「変形された切妻」/The building is correspond with surroundings.diagram3 統合/The integration. アプローチ外観:バス通りから幅2.7mの細い路地を進むと路地奥に徐々に平屋の住宅が姿を現します。アプローチ側外観:圧迫感を生まないように、玄関部分の軒高を低く設定しました。見る方向によって片流れ屋根に見えたり切妻屋根に見えたり、印象が変わります。 玄関ドアは木製。ポーチ土間は土たたき風左官材料。庭側外観:大きく開いた開口の左右に、家族の暮らしを守る厚みを持った壁のように突き出したボリュームは、近隣からの視線をコントロールするとともに防火壁の役割も果たしています。開口の上部に大きく取った軒の出は、切妻の屋根の内側を周囲から覗きこまれないためのバリアとしても働いています。内観:隣家の庭とその先に広がる空に向かってメガホン状に広がるリビング・ダイニング空間。リビング内観:隣家の屋根と庭越しに視線が抜けていきます。リビングからダイニングを振り返る:一段高くなった多目的室は将来的には子ども部屋や書斎として仕切っての利用も想定。段差は腰を掛けるのにちょうどよい高さになっています。多目的室内観:特製のライティングレールによる可変性を持たせた照明計画。壁は塗装用壁紙を素地使いとしています。